仲間意識が強く自分たちの風習を守る!?群馬県はどんなところ?

北・関東にある群馬県はどんなところでしょうか
群馬県と聞いて関東地方にある、とすぐに答えられる人はどの位いるでしょうか。

山に囲まれた地形のためか、関東地方でありながら首都圏とはまったく違う雰囲気や歴史を持ち、標準語の様でちょっと違うイントネーションで話し、関東地方の群馬県というより北・関東地方の群馬県という方がしっくりくるようなイメージの県です。

群馬県はこんな所にある

群馬県の地理的な特徴は、「海が無い」ということが挙げられます。

島国である日本は殆どの都道府県がどこか海に接しています。

海が無いのは8県しかありません。
そして四方を山に囲まれた盆地という地形も相まって、隣接する県とも交流しづらい一線を画したような地理上の特徴があります。

盆地を囲む山々は赤城、白根、榛名、妙義、浅間などで群馬県民はこれらの山々との関連性で、位置を表現することも多くあります。

運動会の縦割りチームもこの山の名称を使うことも多く、その位密接に関わってきました。

これらの山から吹き下ろす風は容赦なく、上州からっ風として有名です。単なる季節風のようなものを想像してはいけません。場所によっては、置いておいた自転車や物干しざおも吹き飛ばすほどの威力のある風で、この風に立ち向かう策を常日頃講じているのが現状です。

群馬県には有名な地方都市がいくつかあります。

草津、伊香保、尾瀬、桐生などです。

温泉で有名な草津などは、地名が独り歩きしていて群馬県にある、ということを知らない人の方が多いかもしれません。

草津温泉

こんな風に群馬県はどこにあって、どんな所かは知らないけれど草津や伊香保は知っている、という場所が多いのも群馬県の特徴かもしれません。

群馬県は自民党が強い

群馬県は圧倒的に自民党が強い土地柄です。

内閣総理大臣を4人輩出し「中曽根」「小渕」「福田」という苗字は、群馬県においては水戸黄門の印籠のような響きを持っています。それぞれ、高崎や中之条といった強い基盤を持った地域があり、その地域で自民党以外の政党を応援することはかなり難しいほどの状況です。

群馬県の県庁所在地は前橋市ですが、賑わいがあるのは兄弟都市の高崎市と言わざるを得ません。

新幹線の主要なターミナル駅は高崎市にあり、平成の大合併でも人口も高崎市が上回ってしまいました。
その理由も中曽根氏や福田氏など実力のある政治家が高崎市出身である、ということが言えるでしょう。
強い政治家は、地元民と密着し地元民もその恩恵にあずかりながら成長してきました。
そして、ほとんどが世襲制で政治家を継ぎ、その二代目三代目をまた地元民が盛り立て育てていくという風土が根強くあります。

何故県庁所在地は前橋市なのか

現在、県庁所在地である前橋市より兄弟都市である高崎市の方が賑わっているのが事実です。
では、なぜ県庁所在地は前橋市なのか、これには興味深い紆余曲折があります。

元々前橋市(旧名厩橋)は、古くから現在の群馬県周辺の行政の中心地でありました。

廃藩置県の時の県庁所在地は実は高崎市でしたが、高崎城に陸軍の施設が置かれたことで行政の中心地としては危険なため前橋市に県庁所在地が移っています。

その後一度高崎市に県庁所在地は戻るのですが、県の主要行政を担う施設を確保できず前橋市にまた戻されます。
現在の前橋市には、群馬県の象徴ともいえるような、巨大な県庁の建物があります。

県庁としては全国一位の高さ153mの超高層ビルで、屋上には展望台が設置され見学者も後を絶たない群馬県庁ビルはこのような歴史からことさら立派に建てられているという説もあります。

交通の利便性(新幹線などができる前から)などでも、県庁所在地は高崎市が便利という説は根強く、前橋市民と高崎市民との間には県庁所在地を巡るわだかまりから、ライバル意識は少なからずあるのが現状です。

まとめ

他県から群馬県に来た人は、その仲間意識に驚くことが多いようです。
自分たちの風習を守ることが大切で、なかなか新しいものを取り入れることができない特徴があります。
仲間としてバランスが取れているうちは良いのですが、外から入ってきたり違う考えを述べたりするのは難しい時が往々にして有ります。
山に囲まれ海も無く、他の地域との交流が取りづらかった盆地という土地柄からの特徴と言えるでしょう。
それが関東地方の群馬県というより、北関東の群馬県と一線を画されて呼ばれることが多くなってしまう所以かもしれません。
ただ、最近は交通の便も良くなりIターンUターン組も増えて、少しずつは柔軟になってきているようです。

そして、保守的でありながらどこかで新しいものが好きな群馬県は、新しい商品や店舗を試しやすい土地として大手企業の新店舗などが立ち並ぶ場所でもあります。

群馬ではやることを確認して都心へ進出する商品も多いようです。

もう一つの群馬県の特徴として天災が少ないことが挙げられます。
海が無いため津波や水害の心配が少なく、ただまだ活火山が多いので地震や噴火の懸念はありますが、他県に比べると少ないでしょう。